
新法人設立ご挨拶
社会福祉法人椋橋るり光苑のスタートを期して
~高齢者があたりまえの生活が出来るよう、明かりを灯し続けたい~
令和3年4月1日、社会福祉法人椋橋るり光苑が誕生しました。
福祉の道を共に歩み、意思を同じくする仲間とともに、高齢者をはじめ全ての人々が安心して共に生きていける地域社会づくりに寄与することを目的として「特定非営利活動法人つどい場みち」を設立して10周年を迎えました。
これを機に、いよいよ本格化する超高齢社会の課題に対応し、高齢者のセーフテイネットの役割を担い、一層地域に貢献し、更に地域福祉の拠点となるべく力を注いで参りたいと志しております。
椋橋るり光苑の名称の由来は、「椋橋」はこの地域の古い地名で、地域に根ざした法人となりますようにと願い、「るり光」は人々を救済する光で、ここに集う人々が安心・安全に過ごせますように、輝いて生きていけますようにとの願いを込めて命名したものであります。
高齢者の方達の共通の願いは、できるだけ最期まで子供たちにも迷惑をかけずに、寝たきりにならずに、元気で自立して、住み慣れた地域・我が家に住み続けたい。そして安心・安全・安定が守られた環境のもとで当たり前の暮らしが出来るように必要な支援を受けたいということではないでしょうか。
私共はこれまで、そんな当たり前の生活ができることを願って、「お迎えがくるその日まで、自分の足で歩き、自分でトイレに行き、自分の口で食べることが出来るように」と、下肢筋力UPを中心に据えた体操や口腔体操、また認知症の改善・維持のための脳リハビリ体操等に取組み、旬の素材を用いた手作りの食事提供、排泄や入浴介助や本格的なレク活動、夕食提供や宿泊サービスの実施など、様々なプログラムや介護事業に取組んでまいりました。
現在、様々な特色を持つ3つのデイサービスと居宅介護支援事業所、訪問介護事業所の5つの事業所を運営しております。そして昨年にはこれらの事業所の拠点となる新築事業所を建設することができました。
社会福祉法人椋橋るり光苑はこれらの事業所と設立の意志を全て継承して参ります。そして、現在の第2種社会福祉事業に加えて、高齢者の生活を守り命を守るため、だんだん課題となってきている第一種社会福祉事業である入所施設の開設を目指したいと考えています。
そして、社会福祉法人の責務として、高齢者のセーフテイネットとしての役割を担う地域福祉の拠点となるとともに、全ての方が心豊かに、安心して、生きがいや充実感をもって幸せに生活できる地域社会の構築に寄与できることを目指して参りたいと思います。
小さな法人ではありますが、どうぞ皆様の変わらぬご支援とご協力を賜わりますように、今後ともよろしくお願い申し上げます。
社会福祉法人椋橋るり光苑
理事長 浦田 美智子